なんとなく楽しむ 伊藤

説明しにくいけど何か良さそうな事と、豊かな生活の場の道路にはつながりがある。一見無意味そうに見えるけどここには今まで感じたことのない良さがあるのかも、と事ある毎に思い続けたり、そういったものに気づきたいと思う態度は、自然と多様性を尊重する姿勢につながる。逆も言えて、身の周りの道が豊かな生活の場のような場所であったら、そこを通るだけでいろんな方向性の価値観を感じたり、楽しんだり、自分も多様性の一部なんだと感じたり、そんなことができたはずなのに。無駄の多い道路には豊かさがちゃんとあり、他のいろんな物事にもゆとりや無駄に意味を見出すのが大事だ、と言いたくなるかもしれないけど、意味を見出さなくては思うこと自体がわかりやすい価値観にしがみつく姿勢な気がするので、何となく楽しむのが良い、そしたら何か感じるんじゃないか、というのが今の気分に一番近い。