燃焼2 伊藤
燃焼は何かが炎を出して燃えてる現象、と普通思うけれど、科学的には原子のつながりが組み変わる化学反応、を指すみたい。薪が炎を出して燃えているとき、薪の中の炭素と大気中の酸素の原子のつながりが組み変わって、二酸化炭素が発生する。薪の中の炭素は、植物が光合成によって蓄えたエネルギーのようなもので、エネルギーが高く不安定な物質。大気中の酸素も同様のことが言える。この2つに最初の化学反応が起きるだけのエネルギーを与えると、二酸化炭素に置き換わる反応が連鎖的に起きる。二酸化炭素は、炭素や酸素より安定した物質で、エネルギーも小さい。このエネルギーが小さくなった差分だけ、外にエネルギーが放出される。燃えてる薪が熱や光を発するのは、このエネルギーの放出。人間が体温を一定に維持しているのも、体内でゆっくりコントロールされた燃焼を行っているから。燃焼は、何も薪やロケットみたいな燃えやすいものだけじゃなくて、動物全般が体内で当たり前に行っている化学反応。植物の光合成は燃焼と真逆の反応をおこなっている。だから炭素や酸素を発生させる。不安定で高エネルギーな物質を作り出す運動と、燃焼でエネルギーを取り出し安定した物質を発生させる運動、それらが循環しているのが地球環境だったかと改めて思い当たる。




