燃料の現地調達 伊藤
ロケットの燃焼は、224トン分の水素と酸素を約300秒で燃焼しきってしまうらしい。1秒間に750kg。水素と酸素の重量構成比は1:5.9らしく、重量的には酸素をかなり多く積むイメージ。燃焼結果で発生するH2Oは水素原子2個と酸素原子1個で個数的には水素の方が多いけど、酸素原子は水素原子の16倍の質量だから、質量としては酸素の方がずっと大きくなってしまう。大気中であればたくさんある酸素でも、大気圏外で燃焼するためには、その酸素も持っていく必要がある。キャンプは最低限の荷物を持っていって、物が無ければ無いなりの生活をしてみる楽しさが良い、というふうに思うことがあるのだけど、それは不便を感じながらも、それなりに現地で何かを調達したり工夫をすればどうにかなるということだけど、酸素がなければ、水素の燃焼しようがない。環境的には冒険のずっと向こう側ということになる。大気圏から出るために莫大な量の燃料を消費して、その向こうで使う燃料がほとんど確保できない悲しさを感じる。現地で焚き木を調達する、的なことができると宇宙を普通の冒険の場にすることができる。




