摩擦に慣れている 伊藤
地上の生活は、地面との摩擦力を巧みに利用している。利用しているし摩擦力なしでは成り立たない物事が思ったより多そう。先日アイススケートに遊びに行った時、氷になれるまで何回か転んだ。氷の上でスケート靴を履いた状態は、アスファルト上でスニーカーを履いた状態より、体の前後方向の重心移動がとてもシビアで繊細になるなぁと感じたし、安定できる重心位置のストライクゾーンがとても狭いと感じた。路上では地面との摩擦力をあてにしているから大きく重心を移動させることが出来るというのがよく分かった。宇宙空間での宇宙船も、外界との摩擦力が全く期待できない状況なので、日常生活の身体性とは大きく違った状態、身体性という意味では路上よりもスケートリンクに立っている時のような、全く普段と違う状況にいるイメージの理解が、スケートをやってみて身体感覚レベルで進んだ気がする。ちなみに、スケートでは上下方向の重心移動は特にシビアではないと感じた。左右方向には靴のブレードで摩擦力を十分に感じられた。この2つの要素と、ほんの少しブレードを斜めにして摩擦抵抗を前後方向に逃す事で、前方向の推進力が得られた。




