ざっくり貧しい 伊藤
うちには小学生の子供が一人いる。自分が小学生だった時感じた状況、経済的に比べるとどうなんだろうかと感じる。親よりも自分は経済面で豊かなのかどうか、親が自分と同じ年齢だった時の年収が分かったとしても、額面の数字だけを比べたところで、物価や状況をどう考慮するのか見当がつかない。そもそも親の年収をよく知らない。僕の両親は男の子二人を育て上げた。持ち家があった。父は工場のラインの作業員で大概は定時で帰って来た。母はスーパーでパート。二人ともとても倹約家で、外食は年に一度のビックイベントだった。僕が結婚した時、家を買った時にはお金をいくらか工面してくれた。僕がうちの子に同じような事をしてあげられるかと考えると、冷静に無理を感じる。僕が単に貧しいのであれば社会としては大した問題では無いが、なぜか社会全体がそういう風に貧しいんじゃないかと何となく感じる。根拠は何か。日々のニュース程度かと思うがバランスよくニュースを見れているか不確な時代でもある。株高のホットそうなニュースが多い中で、ほとんどの人はそんな景気の良さの実感はゼロだというニュースの方が目につくのは、そういう方向にバイアスがかかってしまっているせいか?そこら辺をはっきり認識できているが人がちゃんといて、そういう人が社会を色々コントロールしてくれているんだろうか?