また太陽光 伊藤

地球で生きてる大先輩として植物の生活に注目してみると、持続可能性においてとても優秀そうに見えます。枯れた植物が微生物に分解されて、その栄養を新しい植物の根が吸って・・・っていうイメージですが、根が吸ってるのは栄養でしたっけ? 調べてみると、根が吸っているのは水や無機養分ということです。ざっくり栄養というと、エネルギーや体の元になりそうな有機物をイメージしがちですが、根から吸っているのは無機物のみです。水とミネラルだけ、って感じでしょうか。タンパク質や炭水化物は有機物で、有機物には炭素が中心的に含まれます。植物の炭素源は根からではなく、葉からです。葉で大気中の二酸化炭素を取り込み、葉緑体と光のエネルギーで炭素を還元し、有機物を作り出す。この時に根から吸収された無機養分も必要になるのかと思います。活動に必要な有機物を作り出すためのエネルギー源が、太陽光である。というのが先輩のすごい所です。エネルギー源になりうる物は色々ありそうだけど、太陽光は、ほぼ無限と思われる勢いで地球に降り注いでいるエネルギー源です。頑張って石油掘らなくても、ただただ頭上からこんなに降り注いでいるじゃないか。ということを思い知らされるような気がします。