合金の形状 伊藤

水素吸蔵合金に使われる金属は、水素と反応し易い金属マグネシウム,パラジウム,チタン,ジルコニウム,バナジウムなど周期表の左寄りの金属と、水素と反応しにくい金属・鉄、ニッケルなど周期表右寄りの金属を合わせた合金だそうです。反応し易いグループが、ある程度高価そうな雰囲気です。反応しにくい同士のアルミ鉄合金で吸蔵も成功したようです。ただ70000気圧だそうで、7000MPaとなるとmiraiのタンクの100倍高圧で、今後の伸び代に期待です。水素が合金に吸蔵される時、発熱するそうです。逆に加熱すると、放出するそうです。これらの反応をスムーズに進めるのに、合金と水素の接触面積は大きい方が有利だろうし、発熱・放熱の熱交換も素早くできる方が有利だと想像できます。合金の形状について、はっきりした情報がみつかりません。ネット写真では粉末であるという雰囲気がしています。粉だと水素と触れ合うために上手に撹拌してやらないといけないですが、カステラみたいな多孔質の塊もあるのかなと想像がわきます。