希少だったり有毒だったり 伊藤

今身近にある二次電池をあげてみると、どれも有害だったり、希少な元素が含まれています。持続可能という観点では、どれも問題があります。水素を使った燃料電池ではどんな物質が使われるのか調べてみると、燃料電池にはイオン交換の場となる電解質の違いで様々なタイプがあり、希少な元素だとリチウム・ジルコニウムが使われ、場合によっては触媒として白金が必要のようです。やはり希少な元素の使用は避けて通れないのが現状でしょうか。もっともリチウムは海水中にも含まれていて、ここから上手く取り出せるようになると希少な元素ではなくなるようです。

鉛蓄電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池を比べてみます。一番安価と言われているのが鉛蓄電池で、普及している代表商品は車のバッテリーかと思います。アマゾンで売ってるパナソニックのいちばん安価なもので、12V・28Ah・4300円です。28Ahというのは、電流(A)x時間(h)で、5時間後電圧が10.5V程度に落ちる状態までの容量だそうです。電気の請求書ではWhをよく見ますが、12V・28Ahは、336Whということになるんでしょうか。