平均指数 伊藤

日経平均株価は主要な銘柄の平均をとった数値だけど、利益を出す投資目的で単品で株を買っている場合、平均株価よりも気になるのは買った単品の値動きだ。日経平均やTOPIX指数が注目されるのは、株式市場の景気を表現するのに丁度良いからニュースの主語に使われやすいというのは簡単に想像がつく。しかし株の先物取引をする場合、個々の銘柄ではなく日経平均などの指数が取引対象になるそうで、こうなると単なる平均値を表してただけの数値が直接損得に影響する。ニュースの経済コーナーの見え方がだいぶ変わりそうだ。またちょっと先物取引で不思議に思えてきたのは、先物が期日と量と価格を先に約束した取引ということは、いついつに大量の売り予約が入っている、という情報を取引所や証券会社はある程度把握しているのか?8月5日の暴落について、売りが売りを呼んでしまう前段階程度の下落は、先物の状況から台本どおりだと見る視点があるのか?流石にそんな大不正があるわけないので、多分先物の概念をどこか間違えているのだと思う。