葉緑体 伊藤

葉緑体の中では、水を光触媒で分解する前半、有機物を生成する後半、という流れのある化学変化が順繰りに行われているそうですが、葉緑体って何なのだろうと調べてみます。人間や動物の細胞の中には無くて、緑色の植物の細胞の中にはあるもの。細胞の中に入っているものの、細胞の核とは別のDNAを持っていて、これは葉緑体の起源がシアノバクテリアというような名前の原始的な生物で、それを大きな細胞が取り込んで中で共生するようになったという説があるそうです。細胞の中でもっと小さあな細胞が生きている、と聞くと一瞬ファンタジックな感じもしそうですが、我々人間も沢山の細胞が集まって一人の生き物として機能しているし、腸内には他者としてのバクテリアを沢山飼ってることを思うと、生物としてよくある事なのかという気もします。手塚治虫のマンガで見た、分子や原子をどんどん拡大してみていったら恒星や惑星が広がる宇宙みたいになってて、それをもっと拡大してみていくと分子や原子があって・・・、拡大し続けると同じような世界がネスティングされて繰り返し見えてくるようなイメージ。30年くらい前のスガキヤ冷やしラーメンのCMの、「冷やしラーメンを食べている人」を見ている人、を見ていいる人、を見ている人、・・・って繰り返すやつも急に思い出されます。