大気圏突入 伊藤

大気圏に突入する宇宙船が高温になるのは、大気との摩擦のせいではないらしい。確かに、強風に吹かれた物体の温度が上がるとかイメージできないのに、大気圏突入となるとどうして機体が高温になるのか、小さい隕石はどうして燃え尽きてしまうのか、不思議。調べると、速度が音速の二十倍程度とかなり速いこと、その速度のせいで機体前方の空気が極度に圧縮され、その圧縮された空気が高温になり、その温度が機体に伝わる、ということらしい。温度によって物質が固体・液体・気体と変化するのは知っていたけど、気体をさらに高温にするとプラズマに変化するそうで、ちょうど大気圏突入時に機体前方の圧縮された空気はプラズマに変化するほど高温になるみたい。プラズマは電波を吸収したり反射するそうで、プラズマが機体周りに発生している時、電波を使った通信ができなくなる。じゃあもっと速度を落として大気圏に突入すれば高温にならずに済むような気がするけど、どんな無理があるのか。