昭和の交通事故 伊藤

いつから車は見慣れたものになったのか、日本での車の歴史を調べてみると、日本に自動車がやってきたのは1898年だそうで、1904年には国産車第一号が作られたみたい。といってもこれは蒸気機関、ソリッドタイヤ、といった現代の車のイメージとはだいぶ違うものみたい。1930年に日産の前身ダットサン商会、1933年に豊田自動織機の自動車部ができたが、1939年からは第2次世界大戦となりこの時点では車が普及した感は無さそう。戦後もGHQから車の生産を禁止されていたようで、それが解除されたのが1949年だそうで1955年には初代クラウン、1958年にスバル360、と高度経済成長期に入る。1966年には初代カローラが発売されたように1950年代後半から好景気にも押されるように車はどんどん増え続けて、1970年(昭和45年)には交通事故の年間死者が1万6765人となったそうで、この年をピークに以降は減っていく。江戸時代と同様、交通事故が大きな社会問題となり色々な対策がなされたと想像できる。