無限の推進力 伊藤

地球の大気圏から出たところには何があるのか。高い山の上は空気が薄いらしいけど、そのもっと上まで行くと、空気はほぼほぼ無くなって、気圧がない真空の状態。そこでは現地調達できるような物質が何も無い。地球からちょっと出たぐらいの場所であれば、太陽の光はしっかり届く。太陽光発電でエネルギーは作れる。推進力を得るために何かの物質を後方へ発射するためのエネルギーには使えるが、発射する何かしらの物質、を調達する方法が無い。宇宙空間に存在する何かだけを利用して推進力を得られる方法があみ出せたら、すごい発見だ。物質を噴出させて反力を得る方法は、物質の存在が希薄な場所においては贅沢すぎる。無ければ無いなりの方法をとるべきで、無尽蔵にあるのは太陽光とそこから取り出せるエネルギー。発電してモーターを回す、ぐらいのことは持続的に可能なのだろうなという気がする。大気や水のない場所で、当然プロペラやスクリューは無意味なので、モーターはジャイロ効果を使って姿勢制御には使えるにしても、推進力を得ることは出来ない。では連続的な姿勢変化で推進力につながるようなことは出来ないのか。スケボーのチクタクみたいに連続的な姿勢変化で推進力が得られそうな気がするのは、摩擦力があるおかげのようで、何も無いような宇宙空間でクネクネ姿勢を変えたところで、推進力は発生しないみたい。