雪 伊藤

正月ぐらいの頃はこの冬は暖かいなぁって思っていたのに、もう毎週雪が降っています。雪が降ったときは、電車とバスを使って通勤します。電車は地下鉄なので風が当たらないけれど、バス停は歩道の吹きっさらしなので、バスを待っている時間は相当寒いです。バス停に着いたとき並んでる人の数が多いと、そう待たないうちにバスが来そうで、ちょうどいいタイミングだと思えるのだけれど、 1人も並んでいないような時はちょうどバスが出てしまった後に違いなく、次のバスがそうすぐには来ないことを覚悟しなくてはいけません。

ちょうど今週の雪の日も、バス停に並んでいる人が無く、おまけにいってしまったバスが向こうの方に見えていました。しかしここからが違います。次のバスはすぐに来ました。きっと名古屋市交通局が増える乗客を予想して二台ずつバスを回していたのかもしれません。乗客はついさっきのバスに全員乗ってしまっていて、後から来たそのバスには運転手さん以外誰も乗っていませんでした。当然、次のバス停でも、その次のバス停でも乗客は全員前のバスに乗ってしまうので、僕の乗ったバスはどのバス停も止まる必要がなくなってしまい、しばらくずっと貸し切り状態でした。不思議な体験でした。