MOFの数値 伊藤

MOFで水素をどれぐらい吸蔵できるのか、検索していると4.5wt%という数値がありました。10年以上前に発表された情報のようです。wt%というのは重量(weight)の比率(%)だそうです。そのMOFが124kgあると、miraiのタンクと同じ水素5.6kg分の水素を吸蔵できることになります。また、温度はー196℃だそうです。miraiのタンクの重量がどれぐらいなのか知りませんが、さすがにそこまで重くないだろうし、温度も液体窒素程度まで低温となると、まだまだ実用には遠そうな印象です。逆にmiraiのタンク容量の凄さや、高圧という方法で実用化まで持ち込んでいるところに勢いみたいなものが感じられる気がします。MOFでの水素吸蔵は、パッと検索できるとこ範囲ではあまりすごい数値は見つかりませんでした。常温・常圧という条件も、どうも無さそうです。ただMOFの数値で凄さを感じるのは、表面積です。1gで6000㎡になるMOFもある、ということです。塩は小さじ一杯で6gだそうですが、このMOFは1gでどれだけの体積なのか。もしスプーン一杯に満たないMOFの表面積が6000㎡もあるのならそれはなんだか凄そうですが、1gで車ぐらいの大きさだったりすると単にかさばるだけのような印象になりそうな。やっぱりそこの情報は見つかりません。