時の流れ
おはようございます!
誠工業(組付け検査冶具設計製造)の池田です。
会社の前から見える所に大きな木がありました。
鋳物屋さんの工場の敷地内にあって、毎年夏になると「ワッサー」と生い茂ります。
凄い事になるので秋には「バッサリ」と枝を切られて1枚の葉も残りません。
しかしそれが初夏になると元通りになります。
ワッサー、バッサリ、ワッサー、バッサリ
この場所に通勤する様になって以来この繰り返しを30回以上見てきました。
バッサリの時は幹から短い枝が少し出ているくらいまで切られてしまうのですが
夏になると何事も無かった様にワッサーとなります。
そして、少しづつ上に伸びて行きます。
人間は生きていると予想出来ない様な色々な問題が起きますが
そんな時にはこの大木に何度も勇気付けられてきました。
その大木が「2016年8月12日」とうとう抜かれてしまいました。
理由は分かりませんが工場の解体が始まり、なんとなく予想はしていましたが
やはり、根こそぎ行かれました。ほんの30分程でした。
大変なショックですが何十年も私の心の支えになってくれたので
そろそろお休みですね。
最初で最期の教えは、「変えない忍耐と変わる勇気」でした。忘れません。
もうすでに実際には存在していませんが、これからもきっと心の中で
「ワッサー」と「バッサリ」を毎年繰り返すのでしょう。
では又、