浜岡原子力発電所
おはようございます! 誠工業の池田です。
先日、御客様の御好意で浜岡原子力発電所の見学に行きました。
平日一日掛かるので本来なら行くのは難しいのですが
姪っこの夫がそこで協力会社の社員として働いているので
「どんなとこか見てやろう」と思い、仕事を休んで無理やり行って来ました。
とにかくセキュリティーが厳重で、写真はほとんど取れなかったので
撮影OKのPR館の外観だけ撮りました。
こちらのメンバーは17人でしたが常に4~5人の中電の人が私達の周りに
付いていて監視され、移動も専用のマイクロバスでしたので少し怖かったです。
最初に浜岡原発PR館に到着して、そこの会議室に詰め込まれ
津波対策の概要説明を受けてほとんど全ての荷物をその会議室に置いて
スタートしました。
それから4時間喫煙者の私にはけっこう辛い修行になりましたが
少し健康になった気がします。
PR館入り口
原発の敷地内は外からの撮影も含めて全て禁止でした。
津波対策工事の概要説明
このカードを借りるのには事前の身元調査と当日の本人確認が必要です。
それでは感想を述べます。
終始大変詳しく安全アピールをして頂いたのですが、聞けば聞くほど
そこまでしなければいけない燃料(ウラン)の怖さが増すばかりでした。
ただ、確かに徹底した安全対策をしていることは大変良くわかり、
これ以上無いほど安全であることは理解できました。
今回の見学の趣旨の一つにリスク管理の重要性があったと思いますが
確かに一つの安全対策が機能しなかった場合の更なる対策が
一箇所に3重4重と掛けられていました。
しかし、どうなんでしょう。
一つ目がダメな時の対策をしてそれもダメな時の対策もして更にそれも・・・・
永遠に終わりませんね。
最終手段の電気はこれで・・・・?
1基を維持するのに1日1億円掛かるそうなので、3基で3億×365日=
1095億円/年!!!!
これと別に「3・11」以降の津波対策工事費が現在までで、
4000億円!!!!
たしかに手間とお金を惜しまず凄く堅牢な作りですが完成は見えません。
更に廃炉費用も・・・・
現在は5基ある原発の内2基は廃炉作業中で3基は停止しています。
収入ゼロですね。
今回の見学では凄く丁寧に説明を受けましたが時と共に?が沢山残りました。
御客様から日本一の製造業の社長の話で
「安全と安心」の違いの話を教えてもらいましたが
この見学で大変良くその意味が理解できました。
こんな経験は中々出来ない事ですので参加した理由とは違い、
貴重な経験が出来た事を御客様は勿論、大好きな姪っこにも感謝します。
ありがとうございました。
では又、