ミクロンの世界
おはようございます! 誠工業の池田です。
以前のブログで書いた様に
±0.01の仕事をしたくて、精度保証出来る
測定機を導入したので、
早速±0.01公差の部品の加工をしました。
とりあえず気は使いながらですが、普通に
データを作ってバイスに挟んで加工しました。
心配なので一個作るたびに検査をしたのですが
「おっ!うまくいってるじゃん!」
2個目の加工&検査
「いいんじゃない!」
調子に乗って3個目~5個目の加工をして
まとめて検査です。
「あれ?」
もう一つも
「そんなはずは??」
もういっちょおまけに
「なぜ???」
何とか加工データを調整して加工し直して
その後の加工も公差内に仕上がりましたが、
加工データも加工治具も固定方法も工具も
全て問題無いのになぜか微妙にずれます。
よくよく考えればマシニングの精度が
5軸ということも有り、最高でも0.01程度
ですので、経年劣化で実際はもう少し
大きくなっているでしょう。
問題ないはずの治具や固定の仕方でも少しは
誤差が出るでしょうから複合で0.03くらいは
ずれる可能性がありますよね。
これを調整しながら加工するのが精密加工の
最重要な技術という事が良くわかりました。
いつまでたっても初めての経験が出来て
勉強できる仕事をさせて頂けるのは
本当にありがたい事です。
お客様に感謝!

写真と文章は関係ありません
では又、